お知らせ
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作成日:2011/01/10
昨年に引き続き引上げが確実視される協会けんぽの保険料率



全国健康保険協会(以下、「協会けんぽ」という)の財政状況の悪化は各種メディアで報道されているところですが、その解消のための保険料率引上げの議論も毎年、年度末にかけて行われているようです。

 平成23年度の保険料率については、平成22年度に開催される全国健康保険協会運営委員会(以下、「運営委員会」という)において議論が継続的に行われてきました。その結果、昨年12月24日に開催された運営委員会では協会けんぽの収支を踏まえると、来年度は全国平均で9.50%まで引き上げる必要があるとしています。健康保険料率は、平成22年3月分より8.2%から9.34%まで大幅引上げが行われており、今回更に引上げられることで労使は厳しい負担を強いられることとなります。また、介護分についても同時に引上げが検討されており、介護分については1.5%から1.51%への若干の引上げの試算となっています。なお、財政状況の悪化を解消するために、このように保険料率の引上げを行うほかにも、協会けんぽに対する国庫補助率の引上げることも協会けんぽから国に要請しています。

 昨年は料率変更に関し、2月中旬に厚生労働大臣の認可がおりており、今年も同様に2月に事業所に発送する納入告知書へチラシを同封できるように検討を進めているようです

第26回全国健康保険運営委員会資料.pdf